ひんだれた芋ログ

日記のコピペ

近所の保育園で飼われていたヤギを崇拝してた学生時代の話

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学生時代の話を急に思い出した。

授業中や休み時間、B5のノートをちぎった1枚の紙をとある特定のクラスメート間で回していく。

この「特定のクラスメート」というのが「ヤギ山一族」という名前の団体で、芋も加入していた。このヤギ山一族というのは、近所の保育園の庭先で飼われているヤギの「ヤギ山くん」を教祖とする団体。ヤギ山くんは我々が勝手に付けた名前。その保育園を卒園した構成員が一族内にいなかったため、誰も本名は知らない。オスなのかどうかも定かではない。教祖と書いたが、なかには「御本尊」とする構成員もいた。

ヤギ山一族を名乗るには、「ヤギノート」という、当時大流行した「デスノート」をパロったA6判の青いキャンパスノートに名前を書かれる必要があった。芋は創設者の側近と同じ公文教室に通っていたため、上から4番目に名前を書かれるという大変な名誉をいただいた。

なお、このヤギ山一族には「本家」と「分家」が存在していたが、当時の構成員は違いをよくわかっておらず、割合としては本家の方が構成員の割合は多かった。

話を戻すと、このヤギ山一族が回していた紙は「リレー小説」だ。もちろん、一から話を作り上げる脳みそを構成員は持ち合わせていないのでパロディ小説を書いていた。題材は「走れメロス」で、主人公はもちろんヤギ山くんだった。ヤギ山くんは当然激怒していた。

場面ごとに書き手が変わっていく「走れヤギ山くん」は本当に面白かった。泥団子をヤギ山一族のみんなで磨いて磨いて、最終的には文字通りの珠玉になった。折りたたまれ、いろんな構成員の手を渡り、くしゃくしゃになったB5の紙はヤギ山一族の宝になった。

あれから年月が経った。ヤギ山一族は全国に散らばり、全員集合することはほぼ不可能になった。みんな、元気にしてるのかなぁ…そんなことを思いながら、千鳥の2人が授業中に紙を回して大喜利をしていた話を聞いていたのであった。(完)